第6回「くにたち賞」受賞者決定!

2023年4月14日

国立音楽大学同調会が創設した「くにたち賞」の、栄えある第6回受賞者が決定しました!

大 賞 片岡良和(かたおか よしかず)氏 1960年学部卒業(作曲)
山下洋輔(やました ようすけ)氏 1967年学部卒業(作曲)
奨励賞 藤澤仁奈(ふじさわ にな)氏 2015年学部卒業(打楽器)
盛田麻央(もりた まお)氏 2006年学部卒業、2008年修士課程修了(声楽)

受賞された皆様、誠におめでとうございます。
また、全国の同調会会員の皆様には、たくさんの推薦をありがとうございました。
表彰式は、2023年度の『ホームカミングデイ』(11月3日)にて行います。
(詳細は、今夏発行予定の「同調会ニュース」や同調会Webサイトでご案内します。)

受賞者略歴

片岡 良和 氏(作曲家、仙台フィルハーモニー管弦楽団副理事長、見瑞寺住職、宮城県同調会会長)

1933 年仙台市生まれ。
京都・大谷大学卒業。1960年、国立音楽大学作曲学科卒業。清水脩、高田三郎各氏に師事。同大学在学中に芸術祭最優秀文部大臣賞を受賞し、プロとして作曲活動を開始した。
日本作曲家協議会 JFC東北各会員、宮城県芸術選奨受賞、仙台市特別市政功労者表彰、文部科学大臣地方文化功労者表彰、河北新報社文化賞受賞。
浄土真宗 東本願寺派 見瑞寺十三世住職。
公益財団法人仙台フィルハーモニー管弦楽団副理事長、仙台市市民文化事業団、名取市文化振興財団、宮城県文化振興財団各理事。宮城県社会教育委員等を務めた。

山下 洋輔 氏(ジャズピアニスト、作曲家、エッセイスト)

© Akihiko Sonoda

国立音楽大学作曲学科卒業。1969年、山下洋輔トリオを結成、フリー・フォームのエネルギッシュな演奏でジャズ界に大きな衝撃を与える。国内外の一流ジャズ・アーティストはもとより、和太鼓やシンフォニー・オーケストラとの共演など多彩に活動する。88年、山下洋輔ニューヨーク・トリオを結成。国内のみならず世界各国で演奏活動を展開する。
2016年、ウィーンで佐渡裕指揮のトーンキュンストラー管弦楽団と共演。19年、山下洋輔トリオ結成50周年を祝う。20年、ソロピアノ・アルバム『クワイエット ・メモリーズ』をリリース。
99年芸術選奨文部大臣賞、03年紫綬褒章、12年旭日小綬章受章。国立音楽大学招聘教授。演奏活動のかたわら、多数の著書を持つエッセイストとしても知られる。

公式ホームページhttps://www.jamrice.co.jp/yosuke/

藤澤 仁奈 氏(マリンバ奏者)

国⽴⾳楽⼤学附属⾼等学校を経て、2015年国⽴⾳楽⼤学演奏学科弦管打楽器専修(打楽器)を⾸席で卒業。同時に「武岡賞」を受賞。
The Great Plains 国際マリンバコンクール(アメリカ)第1位 (2016年)、国際マリンバコンクール(ベルギー)第3位、併せて審査委員⻑ Igor Lesnik賞(2013年)を受賞。マリンバソロCD「Récital」、打楽器デュオCD「Pisca Pisca」が月刊誌『レコード芸術』にて「準特選盤」「特選盤」に選出される。
⽇本最⼤のマリンバメーカー(株)こおろぎ社neoria契約アーティスト。

盛田 麻央 氏(ソプラノ歌手)

国立音楽大学声楽学科卒業、同大学院フランス歌曲コース修了。二期会オペラ研修所修了。パリ・エコールノルマル音楽院、パリ国立高等音楽院修士課程を満場一致の最優秀にて修了。
第8回エレーナ・オブラスツォワ国際ヤングオペラコンクール第3位、第17回日仏声楽コンクール第1位及び竹村賞。
二期会『ドン・ジョヴァンニ』ツェルリーナで好評を博し、以降数々のオペラに出演。コンサートでも『第九』や『メサイア』など多数出演し、高い評価を得ている。
二期会会員、国立音楽大学非常勤講師。